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首都直下型地震(読み)シュトチョッカガタジシン

デジタル大辞泉の解説

しゅとちょっかがた‐じしん〔シユトチヨクカがたヂシン〕【首都直下型地震】

関東地方南部の首都圏でその発生が想定されている直下型地震安政2年(1855)の安政江戸地震、明治27年(1894)の明治東京地震などのマグニチュード7クラスの規模の地震を指し、ふつう相模トラフ沿いを震源とする関東地震は含まれない。南関東直下型地震首都圏直下型地震

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

首都直下型地震【しゅとちょっかがたじしん】

東京湾北部を震源と想定される地震と立川断層帯を震源と想定される地震。後者を多摩直下型地震ともいう。南関東直下地震である。フィリピン海プレートが北アメリカプレートの下に沈みこんで形成されている相模トラフの北側の幅最大150kmの領域を震源域とする巨大地震も想定されていて関東地震と呼ばれている。東京湾北部地震について,2011年3月の東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖大地震の影響で東日本全体に巨大なひずみがかかっていること,プレートの深さが10kmと浅いことが判明し,地震発生の緊急性・確実性が高まっていると指摘され,文科省のプロジェクトチーム,中央防災会議,東京都は緊急の調査と対策の立案に取り組んでいる。文科省プロジェクトチームは,2012年3月,東京湾北部地震でマグニチュード7級の地震が発生した場合の揺れを予測した新しい震度分布を公表。東京都と神奈川県の一部は震度7に見舞われ,東京23区のほとんどが震度6強以上の強い揺れになると予測している。中央防災会議は,地震の起こり方として18通りを想定,東京湾北部地震はその一つで都心への影響が大きい地震と想定している。東京都はこれまでの被害想定を見直し,12年4月に,首都直下型地震を再検証し,さらに海溝型地震,立川断層帯地震を追加した被害想定を発表した。東京湾北部地震,立川断層地震ではマグニチュード7.3,海溝型地震ではマグニチュード8.3が想定され,東京湾北部地震では23区の湾岸地域の一部で震度7,震度6強の揺れも444km2の広さに及び,家屋倒壊や火災による死者は9000人超と予測している。立川断層帯の多摩直下型地震では,立川市が震度7,震度6強の揺れは約318km2と予測している。

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