Sagami trough
相模湾奥部から南東に延び,房総半島と伊豆大島の間の狭窄部を経て,房総半島野島崎南方沖に至る長さ約80kmの海底の凹地。相模舟状海盆とも。相模トラフを東に延長して,勝浦海盆や茂木海底扇状地を経て,日本海溝および伊豆─小笠原海溝との会合部(房総沖海溝三重点)に至る総延長約250kmの海底地形群は,フィリピン海プレートが北米プレート(またはオホーツクプレート)に沈み込むプレート収束境界となっており,これを相模トラフと呼ぶ場合もある。
執筆者:浜田 盛久
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…1703年12月31日(元禄16年11月23日)午前2時ごろに発生した地震。震源地は相模トラフ上の北緯34.7゜,東経139.8゜の野島崎沖と推定されている。マグニチュードは8.2。…
…大島と伊豆半島の間は水深約500mの平たんな海底であるが,大島の北東沖では北部で約1500m,東部で約2000mの水深となる。この深海は日本海溝から分かれて,相模湾内の酒匂(さかわ)川河口に向かって北西方向に延びる相模トラフ(舟状海盆)を形成し,本州島を地質的に南北に2分するフォッサマグナ(糸魚川‐静岡構造線)の南東端に通じる。太平洋岸を北上する黒潮は伊豆半島と大島の間から流入して,野島崎沖から再び太平洋に流出しており,沖合漁業の好漁場が多い。…
…形態で定義されており,規模,成因はさまざまである。プレート沈み込み帯であるが,地形的にはトラフとされているもの(南海トラフ,駿河トラフ,相模トラフ),海溝が埋められて浅くなっているもの(ヒクランギ・トラフHikurangi trough),島弧背後にあって現在拡大しつつある縁海(マリアナ・トラフ,沖縄トラフ),大陸境界地内にある細長い海盆(最上トラフ)などがある。フィリピンプレート北縁部の沈み込み帯にあたる南海,駿河,相模の諸トラフは,東海地震予知に関連して有名である。…
※「相模トラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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