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知不足斎叢書 ちふそくさいそうしょZhi-bu-zuzhai cong-shu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

知不足斎叢書
ちふそくさいそうしょ
Zhi-bu-zuzhai cong-shu

中国の叢書。清の鮑廷博の編。 30集。乾隆 39 (1774) ~道光3 (1823) 年刊。「知不足斎」は鮑廷博の書斎名。鮑家は代々の富商で廷博はその財産で善本を収集,そのなかから伝来のまれな書や,従来の伝本には誤脱の多い書を選び,精密な校訂を施して出版した。1集が8冊から成り,経,子の注釈,随筆,詩文集など 196種の書を収めるが,当時中国では失われ,日本で残されていた『古文孝経孔伝』『論語義疏』などや,市河寛斎の『全唐詩逸』などが含まれている。 27集まで刊行した嘉慶 18 (13) 年に廷博は世を去り,残りはその子によって出版された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちふそくさいそうしょ【知不足斎叢書 Zhī bù zú zhāi cóng shū】

中国の叢書の名。清の乾隆年間に鮑廷博(1728‐1814)が編集し,子の鮑志祖が続修して道光年間(1821‐50)に成った。30集に分かれ,207種の書物を収める。経学,史学考訂から,算学金石,地理,書画,詩文集,書目等まで含むいわゆる〈雑叢〉である。なかにいくつかの日本人編録にかかるもの,たとえば《孝経鄭注》などを収めるのは,当時中国の学界にそういう風潮のきざし始めていたことを示す。いまは写真製版による洋装の本もある。

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