石上神社(読み)いわがみじんじや

日本歴史地名大系 「石上神社」の解説

石上神社
いわがみじんじや

[現在地名]北淡町舟木 八丁岩

八丁岩はつちよういわ照葉樹林の中にある。現在の祭神は素盞嗚尊であるが、本来は巨石を神体とする社であった。社叢の中に巨石数個が立ち、それらを大小六十数個の花崗岩の石がおよそ三〇メートル四方にわたって環状にとりまいている。正面に神体の巨石があり、その前下に一人が入れるくらいの小さな拝殿が建てられている。神石は高さ二・五メートル、幅二・八メートル、重さ約二〇トンで、下に直径約八〇センチの石棒二本が敷かれている。背後の巨石二個にも石棒が敷かれており、人工的に設置したものであることがわかる。


石上神社
いそのかみじんじや

[現在地名]西脇市板波町

野間のま川の南岸に位置する。祭神は建御雷神・経津主神・布流御魂神。旧村社。別当神龍しんりゆう院の記録によれば、正暦三年(九九二)に勧請され、永承五年(一〇五〇)社殿建立、天文一一年(一五四二)再興されたという。同年閏三月八日付の本殿造立棟札が伝存する。石上神社の本地仏として、大日如来聖観音・十一面観音・不動・毘沙門天信仰が盛んであった(西脇市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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