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石見半紙 いわみばんし

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大辞林 第三版の解説

いわみばんし【石見半紙】

和紙の一。江戸時代、石見国津和野藩・浜田藩で生産が始まった。きわめて丈夫なため、障子紙・帳簿用紙・包装紙などに用いられる。石州半紙。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石見半紙
いわみばんし

石見国(島根県)鹿足(かのあし)郡を中心として生産される和紙。石州(せきしゅう)半紙ともいう。この地方の紙漉(かみす)きは、国東治兵衛(くにさきじへい)が『紙漉重宝記』(1798)のなかで、万葉歌人の柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)がこの地へ赴任してから始めたと記しているように古い。また、正長(しょうちょう)・永享(えいきょう)年間(1428~1441)のころに吉見弘信(よしみひろのぶ)が津和野の領主となってから、製紙業として確立されたとも伝えられる。しかしこれを特産としたのは、のちの亀井家の家老多胡真為(たごさねます)の方針による。原料はコウゾ(楮)で、きわめてじょうぶなことから、書道用紙のほか障子紙などにも重宝された。1969年(昭和44)「石州半紙」として、国の重要無形文化財に指定された。[町田誠之]
 また、2009年(平成21)ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に単独で登録され、2014年には、岐阜県美濃(みの)市の「本美濃紙」、埼玉県小川町、東秩父(ひがしちちぶ)村の「細川紙(ほそかわし)」とともに、「和紙―日本の手漉和紙技術」としてあらためて無形文化遺産に登録された。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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