砂場(読み)スナバ

精選版 日本国語大辞典 「砂場」の意味・読み・例文・類語

さ‐じょう‥ヂャウ【砂場・沙場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 広大なすなはら。砂漠。漢詩においては戦場と同じ意味で使われることが多い。
    1. [初出の実例]「小臣授レ命戎麾遠、万里沙場欲レ傷レ離」(出典:文華秀麗集(818)下・奉和聴新鶯〈小野岑守〉)
    2. 「億万の戦士骨を沙場に暴すの辛苦云ふばかりなし」(出典:淡窓詩話(19C中)上)
    3. [その他の文献]〔王翰‐涼州詞〕
  3. ② 砂の多い土地。すなち。
    1. [初出の実例]「造物迎時尤足レ賞、牡丹栽得立二沙場一」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦牡丹花〈藤原通憲〉)

すな‐ば【砂場】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ① 砂の多い土地。砂地。砂原。
      1. [初出の実例]「相撲とるあとに波こす砂場哉〈亀翁〉」(出典:俳諧・雑談集(1692)上)
    2. ② 砂を採取する場所。
    3. ③ 公園・校庭・競技場などの一画に設けた、砂を入れて子供の砂遊びや、跳躍競技ができるようにした所。
      1. [初出の実例]「ぼくのは学校の砂場で取ったんだよ」(出典:静物(1960)〈庄野潤三〉一三)
  2. [ 2 ] 大坂新町遊郭の入り口、西の大門のある南北の通り。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「砂場」の解説

すなば【砂場】

東京の代表的なそば屋の老舗の屋号の一つ。「室町砂場」(中央区日本橋室町)、「虎ノ門砂場」(港区虎ノ門)、「巴町砂場」(港区虎ノ門)、「南千住砂場」(荒川区南千住)などが知られる。◇享保(1716~1736)頃、大坂新町(しんまち)(現大阪市西区新町)の遊郭近く、小浜町の一角を俗に「砂場」といったが、そこにあったそば屋「和泉屋」を「砂場そば」と呼んだのが起源とされる。寛延(1748~1751)頃には薬研堀(やげんぼり)(現中央区)の「大和屋」が「大坂砂場そば」の看板を掲げていたが、「和泉屋」との関係は明らかでない。文化(1804~1818)頃評判であった「麹町」(現千代田区)砂場の直系が「南千住」、ここから慶応年間(1865~1868)に「室町」、1872(明治5)年に「虎ノ門」が独立した。また、やはり文化頃評判であった「久保町(くぼちょう)」(現在の霞が関周辺)砂場の直系が「巴町」。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

普及版 字通 「砂場」の読み・字形・画数・意味

【砂場】さじよう

すな地。

字通「砂」の項目を見る。

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