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研出蒔絵 とぎだしまきえ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

研出蒔絵
とぎだしまきえ

蒔絵技法の一種。器物に蒔絵を施した上に,透明漆か黒漆あるいは彩漆 (いろうるし) を塗り,乾燥後木炭で蒔絵面までとぎ出し,さらに摺漆 (すりうるし) を塗って油と砥粉 (とのこ) などで磨いたもの。蒔絵面が平滑で堅固になる。平安時代から盛んに行われている。

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百科事典マイペディアの解説

研出蒔絵【とぎだしまきえ】

高蒔絵平蒔絵と並んで蒔絵の基本的技法の一つ。絵漆で絵を描いた上に金銀粉をまき,乾燥後透漆または黒漆を塗り,木炭でといで模様を出す。平安時代に技術が完成。
→関連項目古満家三十帖冊子山本春正

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世界大百科事典内の研出蒔絵の言及

【蒔絵】より

…粉の種類には丸粉,半丸粉,平目粉(刑部(ぎようぶ)平目),梨地(なしじ)粉,平粉,消粉などがある。おのおの粗細があり,丸粉でみると1号(細)から15号(粗)まであり,おもに3号以下は平蒔絵に,8号以上は研出(とぎだし)蒔絵に用いられる。丸粉の祖形は古代粉(やすり(鑢)粉)で,12世紀まではこの一種のみが研出蒔絵に用いられたが,12世紀末から平蒔絵用の細粉や平目粉が現れる。…

※「研出蒔絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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