硬蛋白質(読み)こうたんぱくしつ(英語表記)scleroprotein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硬蛋白質
こうたんぱくしつ
scleroprotein

水,塩類水溶液,有機溶液,弱酸,弱アルカリなどに溶けない単純蛋白質の一群の総称。骨,皮,腱,筋膜,軟骨などに含まれるコラーゲン,動脈などのエラスチン,毛,角,爪,蹄などのケラチン絹糸中のフィブロイン,海綿のスポンジなど。コラーゲンは多量のグリシンとプロリンおよびハイドロキシプロリンを含み,フィブロインにはグリシンとアラニンが多く,エラスチンはリジンが重合したデスモジンを含むなど,しばしば独特のアミノ酸組成その他の特徴を示す。

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大辞林 第三版の解説

こうたんぱくしつ【硬蛋白質】

水に溶けず酵素によって分解されにくい繊維構造状のタンパク質。結合組織のコラーゲン、爪のケラチン、絹糸のフィブロインなど。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐たんぱくしつ カウ‥【硬蛋白質】

〘名〙 水、塩類の水溶液に溶けにくく、酸、アルカリ、酵素などによって分解されにくい単純たんぱく質の総称。硬い組織に含まれ保護的な働きをする。骨、皮などに含まれるコラーゲン、毛髪、羽毛、爪などにあるケラチンが代表的。アルブミノイド

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