デジタル大辞泉 「確然」の意味・読み・例文・類語 かく‐ぜん【確然】 [ト・タル][文][形動タリ]たしかで、はっきりしたさま。確固。「引っ掻いても―たる手答がない」〈漱石・吾輩は猫である〉[類語]確か・はっきり・確実・正確・的確・明確・精確・安全・定か・明らか・明白・確・確固・必至・必然・必定・最右翼・本命・有力・鉄板 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「確然」の意味・読み・例文・類語 かく‐ぜん【確然】 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 物事がはっきりとして確かなさま。しっかりと定まっているさま。確固。[初出の実例]「皇后確(クヮク)然として飜らず」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)「如レ此区別すと雖確然ならず」(出典:漂荒紀事(1848‐50頃)三)「それに確然(カクゼン)たる契約のない事だからと云ふんです」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一八)[その他の文献]〔後漢書‐張楷伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「確然」の読み・字形・画数・意味 【確然】かくぜん 確乎。〔漢書、師丹伝〕國に端にして、患をみず、忠を執り、法に據り、の制をにし、確然として石の固(かた)めり。~稷(しやしよく)の臣と謂ふべし。字通「確」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報