デジタル大辞泉
「はっきり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はっきり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 他との区別が明らかできわだち、あざやかに認識できる状態を表わす語。明らかに。さだかに。明瞭に。
- [初出の実例]「空おぼれこよひはたまをくれの月はっきりはれてめにものみせん」(出典:狂歌・卜養狂歌集(1681頃)秋)
- 「病の様子が判然(ハッキリ)と解りませんでしたが」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉七)
- ② 定まっていて動かないさまを表わす語。確実に。確かに。
- [初出の実例]「秘するんぢゃ無いけれど〈略〉未だ確定(ハッキリ)した事でも無いし」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
- ③ 気持が晴れて、さわやかな状態、また、心身が覚醒してしっかりとした状態を表わす語。すっきり。さっぱり。
- [初出の実例]「気をはっきりと持て」(出典:虎寛本狂言・梟(室町末‐近世初))
- ④ 自分の気持を表わしたり、何かをしたりするのに遠慮もなく、露骨であるさまを表わす語。「彼は、はっきりしているからね」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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