定か(読み)サダカ

デジタル大辞泉 「定か」の意味・読み・例文・類語

さだ‐か【定か】

[形動][文][ナリ]多く打消しの語を伴って用いる)事実として、はっきりしているさま。確実。あきらか。「定かな話ではないが」
[類語]明らかはっきりありありまざまざさやか確か確実正確的確明確精確明白確固確然必至必然必定最右翼本命有力鉄板見るから明瞭明快平明簡明明晰明明白白端的くっきりしかきわやか鮮やかめっきり浮き彫りクリア鮮明分明顕著顕然歴然歴歴瞭然亮然りょうぜん判然画然截然せつぜん明解自明彷彿鮮烈一目瞭然手に取るようたなごころを指すまがう方ない隠れもない火を見るよりも明らか目に見える言わずと知れた紛れもない無論勿論もちろん当然当たり前もっとも自然至当元よりご無理ごもっと灼然しゃくぜんまさしくまさに疑いなく然るべきすべからく言うまでもない言うに及ばず言えば更なり言わずもがな言うもおろか言をたない論をたない論無し推して知るべし無理もない無理からぬもありなん理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず違いないくっきり諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「定か」の意味・読み・例文・類語

さだ‐か【定か】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 事実としてはっきりしているさま。確かなさま。不動であるさま。他とくらべてあきらかなさま。
    1. [初出の実例]「冀(ねが)はくは忠直者(うつつあるひと)に見せて臣(やつかれ)の不欺(サタカナルコトヲ)明さむと欲(おもふ)」(出典日本書紀(720)履中即位前(北野本訓))
    2. 「さたかに作らせたる物と聞きつれば、返さむ事いとやすし」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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