確言(読み)カクゲン

精選版 日本国語大辞典 「確言」の意味・読み・例文・類語

かく‐げん【確言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しっかりとした根拠のある信ずべき言葉。
    1. [初出の実例]「可確言。固漢唐諸儒之所及」(出典語孟字義(1705)下)
    2. 「外科に係る確言要語を、逐一撰集せんことを」(出典:蘭学事始‐大槻磐水序(1869))
  3. ( ━する ) はっきりと言い切ること。また、その言葉。
    1. [初出の実例]「江戸前の長焼に其腹を調へんとおもふは上戸下戸ともに同じ。されど是も喜撰の煮花にあらざれば、妙でごぜへすの確言(ククゲン)なし」(出典:咄本・江戸前噺鰻(1808)序)
    2. 「善とも悪しとも確言(カクゲン)しがたし」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙緒言)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「確言」の読み・字形・画数・意味

【確言】かくげん

明確にいう。

字通「確」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む