私立。1930年(昭和5)に設立された神戸女子薬学校を母体とするが、1932年専門学校令により神戸女子薬学専門学校となったことから、この年を創立の年とする。1949年(昭和24)学制改革により神戸女子薬科大学設置。1967年大学院修士課程開設、1979年大学院博士課程増設。1994年(平成6)男女共学制を導入し、校名を現名称に変更した(大学院博士課程は設立当初から男女共学)。2010年(平成22)時点で、薬学科からなる薬学部、および大学院(薬学研究科)を置く。薬学部は2006年4月から6年制教育を開始。付属施設として、日本薬局方に収載されている薬用植物を中心に栽培育成する薬用植物園があり、事前に申し込めば一般見学も可能となっている。所在地は神戸市東灘(ひがしなだ)区本山北町(もとやまきたまち)4-19-1。
[編集部]
『年史編集委員会編『学校法人神戸薬科大学年史』1、2(1992、2003・神戸薬科大学)』
1930年(昭和5)神戸以西で初の女子薬学教育機関として創設された神戸女子薬学校を起源とする。1932年に神戸女子薬学専門学校,戦後の学制改革により49年に神戸女子薬科大学となり,94年(平成6)に神戸薬科大学と改称し,男女共学となった。「高度な薬学の知識を身につけたプロフェッショナルを育て,地域の医療人とともに,地域の医療に貢献する」ことを教育理念とする。2016年現在,兵庫県神戸市東灘区の山裾に学舎を構え,薬学部と薬学研究科に1751人の学生を収容する。2007年に薬剤師認定制度認証機構から西日本の薬科系大学初の「生涯研修プロバイダー」に認証され,エクステンションセンターを設置するなど,医療現場の薬剤師に生涯研修の場と情報を提供する,支援活動を行っている。
著者: 堀之内敏恵
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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