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神義論 シンギロン

世界大百科事典 第2版の解説

しんぎろん【神義論 theodicy】

ライプニッツが最初に用いた哲学・神学用語。〈弁神論〉ともいい,世界における悪の存在が神の全能と善と正義に矛盾するものでないことを弁証しようとする議論をいう。M.ウェーバーは《古代ユダヤ教》の中で,《創世記》3章の堕罪物語に人類最初の倫理的神義論がみられるというが,神の義(ただ)しさを弁証することは,捕囚によって過去の伝統から断たれたイスラエルに始まるとみるのがやはり適当であろう。《イザヤ書》40章以下で,神が捕囚民の解放のために異教の王を用いることは,イスラエルの神が創造者にして歴史の支配者であればこそ可能で,他の神々にはその力はないと論じられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

しんぎろん【神義論】

世界における諸悪の存在が、あくまでも神の全能と義に矛盾するものでないことを弁証しようとする論議。ライプニッツが最初に用いた語。弁神論。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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