禊萩(読み)ミソハギ

デジタル大辞泉 「禊萩」の意味・読み・例文・類語

みそ‐はぎ【××萩/×萩】

《「みぞはぎ」とも》ミソハギ科多年草山野湿地に群生し、高さ約1メートル。茎は直立し、葉は広披針形で先がとがり、対生する。8、9月ごろ、紅紫色小花穂状につける。全草を干して下痢止めの薬とし、また、盂蘭盆会うらぼんえ盆花とする。千屈菜。精霊花しょうりょうばな。みずかけぐさ。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「禊萩」の意味・読み・例文・類語

みそ‐はぎ【禊萩】

〘名〙 (「みぞはぎ」とも)
① ミソハギ科の多年草。本州、四国、九州の山野の湿地に群生し、人家でも栽培される。高さ約一メートル。葉は披針形で柄はほとんどなく対生。初夏、梢上の葉腋に淡紅色の六弁花が群がって咲く。盆に仏前に供える。漢方では千屈菜と呼び下痢止めに用いる。和名は「禊萩(みそぎはぎ)」の略で「溝萩」は誤用という。しょうりょうばな。《季・秋》 〔名語記(1275)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「禊萩」の解説

禊萩 (ミソハギ・ミゾハギ)

学名Lythrum anceps
植物。ミソハギ科の多年草,園芸植物,薬用植物

禊萩 (ミソハギ)

植物。秋田村草別称

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