稲子(読み)イナゴ

デジタル大辞泉 「稲子」の意味・読み・例文・類語

いな‐ご【稲子/×蝗】

イナゴ科イナゴ属の昆虫総称ハネナガイナゴコバネイナゴなど。体長2~4センチ。背部褐色ほか黄緑色のものが多い。水田湿田に夏から秋に多くみられ、稲などの害虫。つくだ煮などにして食べる。鳴かない。蝗虫こうちゅう 秋》「道ばたや―つるみす穂のなびき/暁台

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日本歴史地名大系 「稲子」の解説

稲子
いなご

[現在地名]七ヶ宿町 稲子

近世湯原ゆのはら村のうちで福島県境近くに立地する集落。阿武隈川支流の摺上すりあげ川の最上流にあり、北の湯原宿との間には九十九折の稲子峠がある。集落東の五郎ごろう(九〇四・九メートル)御論ごろん山ともいわれ、近世期には稲子山ともよんだ。せき村の横川よこかわ集落の先祖は、天正二年(一五七四)米沢山より当地の馬立沢上屋敷に移住し、慶長年中(一五九六―一六一五)峠田の茂とうげだのもヶ沢に、また貞享二年(一六八五)から元文元年(一七三六)までは再び当地に移り、木地を挽いたという(明治二年「横川木地挽古来之儀書上」渡部秀明家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「稲子」の解説

稲子 (イナゴ)

動物。イナゴ科イナゴ属のバッタの総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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