筑波山事件(読み)ツクバサンジケン

デジタル大辞泉 「筑波山事件」の意味・読み・例文・類語

つくばさん‐じけん【筑波山事件】

元治元年(1864)水戸藩尊王攘夷天狗党が、筑波山で兵を挙げた事件。藩内の保守派戦い上洛途中諸藩の討伐軍に敗れ、越前加賀藩降伏幹部武田耕雲斎藤田小四郎らは敦賀で処刑された。天狗党の乱。→天狗党

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筑波山事件」の意味・読み・例文・類語

つくばさん‐じけん【筑波山事件】

  1. 元治元年(一八六四)、水戸藩の尊攘派「天狗党」が、幕府の攘夷延期を不満として筑波山に挙兵した事件。武田耕雲斎、藤田小四郎らを首領とし、藩内保守派の諸生党と対立、その志を一橋慶喜に訴えるため大挙上洛の途中、越前国で降伏し、武田、藤田ら三百数十名が敦賀で斬罪に処せられた。天狗党の乱。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「筑波山事件」の解説

筑波山事件
つくばさんじけん

天狗党の乱(てんぐとうのらん)

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android