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箱根温泉郷 はこねおんせんきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

箱根温泉郷
はこねおんせんきょう

神奈川県南西部,箱根町箱根山に分布する温泉群の総称。早川の谷や中央火口丘,新旧外輪山のふもとに箱根湯本,塔ノ沢,大平台,堂ヶ島,宮ノ下,二ノ平,木賀,底倉,小涌谷,強羅,早雲山,湯ノ花沢,芦ノ湯,姥子,仙石原元箱根などの諸温泉が散在している。泉質は多種にわたるが単純泉,食塩泉,硫酸塩泉が多い。泉温は約 60~90℃と高温で,箱根湯本,小涌谷,強羅,姥子などは湯量が豊富である。木賀は神経諸病,芦ノ湯は皮膚病に特効がある。東端の箱根湯本は,早川が外輪山を出る地点にあり,箱根観光の入口としてにぎわいをみせるが,他は一般に山間の静かな保養温泉地の性格が強い。北部の強羅,仙石原付近には別荘や寮が多い。自然景観に加えて,ロープウェーケーブルカー,観光道路などの交通網が整備され,日本屈指の観光地域を形成している。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

箱根温泉郷
はこねおんせんきょう

神奈川県南西部、箱根(足柄下(あしがらしも)郡箱根町)にある温泉郷。奈良時代に始まって、早川渓谷を中心に自然湧出(ゆうしゅつ)の温泉が発見され、元禄(げんろく)年間(1688~1704)には箱根七湯とよばれていた。大正から昭和初期にかけて新温泉源の探索が進められ、現在源泉数は350を超え、温泉地は二十一湯といわれている。箱根は泉質が14種もあることで世界的に有名で、源泉の下流部にあたる早川沿いに湧(わ)き出すものは、各種の成分が混合して塩化物重炭酸塩硫酸塩泉である。箱根温泉郷は文化財が豊富で、祭礼などの年中行事、民俗芸能、伝説、民謡がよく保存され、教養観光資源が充実している。土産(みやげ)品に箱根細工がある。[浅香幸雄]

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