精神文化(読み)セイシンブンカ

デジタル大辞泉 「精神文化」の意味・読み・例文・類語

せいしん‐ぶんか〔‐ブンクワ〕【精神文化】

学術思想宗教哲学道徳芸術など、精神活動によって生み出される文化総称。→物質文化

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精選版 日本国語大辞典 「精神文化」の意味・読み・例文・類語

せいしん‐ぶんか‥ブンクヮ【精神文化】

  1. 〘 名詞 〙 物質と精神とを区別した場合、人間の精神的な働きによって生まれる文化の呼称。哲学、宗教、道徳、思想、文学、芸術、法律などがふくまれる。⇔物質文化
    1. [初出の実例]「嫉妬ほど人間の精神文化の進歩を妨げる感情はないのであるが」(出典:モダンガアルの研究(1927)〈片岡鉄兵〉モダン・ボーイの研究)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「精神文化」の意味・わかりやすい解説

精神文化
せいしんぶんか
spiritual culture

文化を二大別した場合の物質文化に対する非物質文化をいう。さらに非物質文化を制度的文化 (社会的行動を規制する社会規範にかかわる文化〈習俗慣習,制度,法律など〉) と精神文化 (人間が象徴を通して自然や社会,超自然的存在とのかかわりを対象化し,事実判断価値判断,審美的判断を行なった所産の総体〈科学,技術,社会思想,哲学,芸術など〉) に分けることもある。

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