デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀真人」の解説 紀真人(2) きの-まひと 747-805 奈良-平安時代前期の官吏。天平(てんぴょう)19年生まれ。紀広名(ひろな)の子。大学頭(だいがくのかみ),相模守(さがみのかみ)などをへて,延暦(えんりゃく)7年入間広成(いるまの-ひろなり)ら3人とともに征東副将軍となる。紀古佐美(こさみ)を大将軍とする征東軍は,阿弖流為(あてるい)ひきいる蝦夷(えみし)軍に大敗した。のち常陸(ひたちの)守。従四位下。延暦24年8月27日死去。59歳。 紀真人(1) きの-まひと ?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏。奉膳(ぶぜん)(内膳司の長官)。位は直広肆(じきこうし)(のちの従五位下に相当)。朱鳥(しゅちょう)元年(686)天武(てんむ)天皇の殯宮(もがりのみや)で誄(しのびごと)(弔辞)をのべ,翌持統天皇元年霊前に供物をそなえた。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by