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紅亜鉛鉱 こうあえんこうzincite

翻訳|zincite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紅亜鉛鉱
こうあえんこう
zincite

ZnO 。六方晶系に属する亜鉛鉱物の一つ。紅 (べに) 亜鉛鉱ともいう。硬度4,比重 5.66~5.69。亜金剛光沢,オレンジ~深紅色を呈する。アメリカのフランクリン鉱山などでは主要亜鉛鉱物をなす。亜鉛鉱石,鉱石検波器に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紅亜鉛鉱
こうあえんこう
zincite

亜鉛(Zn)鉱物の一つ。きわめて局限された産地に多産する。アメリカのニュー・ジャージー州フランクリン・ファーネスFranklin Furnace鉱山(閉山)およびスターリング・ヒルSterling Hill鉱山(閉山)の変成層状亜鉛鉱床、マンガン鉱床に多産し、亜鉛の鉱石鉱物となる。1980年以降に数回爆発したワシントン州セント・ヘレンズ火山の火山噴出物からも確認された。多くは塊状集合あるいは粒状をなして産し、少量成分のマンガン(Mn)は両主要産地のものに広く含有されている。方解石、フランクリン鉱、珪(けい)亜鉛鉱などと共存する。日本ではまだ産出は知られていない。英名は成分の亜鉛に由来する。和名は色と成分にちなむ。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の紅亜鉛鉱の言及

【亜鉛鉱物】より

…大分県木浦鉱山の異極鉱は美晶である。アメリカのニュージャージー州フランクリンには紅亜鉛鉱zincite ZnO(純粋のZnOは白色であるが,天然に産するものはMnなどの不純物を含み紅色である),フランクリン鉱franklinite (Zn,Fe,Mn)(Fe,Mn)2O4(磁鉄鉱Fe3O4と同構造),ウィレマイトwillemite Zn2SiO4(ケイ酸亜鉛鉱ともいい,六方晶系。類似の化学組成をもつカンラン石Mg2SiO4は斜方晶系で,構造が異なる)などを産し,亜鉛鉱床の酸化帯が変成作用を受けたものといわれている。…

※「紅亜鉛鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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