デジタル大辞泉 「素っ裸」の意味・読み・例文・類語 すっ‐ぱだか【素っ裸】 1 衣類を何も身につけていないこと。まるはだか。まっぱだか。「素っ裸で泳ぐ」2 財産などをすっかりなくして身一つになること。「倒産して素っ裸になる」[類語]裸・裸体らたい・裸身らしん・裸形らぎょう・全裸ぜんら・赤裸せきら・真っ裸・ヌード・丸裸・半裸 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「素っ裸」の意味・読み・例文・類語 すっ‐ぱだか【素裸】 〘 名詞 〙① 衣服を何も身につけていないまったくの裸。すはだか。まっぱだか。まるはだか。〔和英語林集成(初版)(1867)〕[初出の実例]「素(ス)っ裸体(パダカ)になって病院の飯を旨さうに食った」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉友達)② 財産など、身の回りのものがなくなって体一つになること。裸一貫。[初出の実例]「四年ごしいい人にとってゐた作さんまでなくなしてすっぱだかに成たからにゃア」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)③ いろいろな装飾をとり去ったありのままの事実。事実のとおりであること。[初出の実例]「僕といふ人間を素(ス)っ裸(パダカ)のままに見てゐてくれてることと信じてゐる」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉反射) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例