世界大百科事典 第2版の解説
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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室町後期の合戦絵巻。鎌倉公方(くぼう)足利持氏(あしかがもちうじ)が幕府に反抗して敗死した後、その遺児(春王(はるおう)丸、安王(やすおう)丸)をかくまった結城氏も滅ぼされる結城合戦(1440~41)に取材したもので、現在一部の残欠小巻が残る。結城合戦に関する軍記はかなり多く伝存するが、この絵巻の詞書(ことばがき)はとくに『鎌倉殿物語』の内容に近似し、これらを参考につくられたものと推定される。現存の絵は持氏の自刃、若君(遺児)の捕縛などの場面である。背景は簡素で人物を大きく描き、太く粗放な筆線に特色がある。室町時代(15世紀末~16世紀初)の作と思われるが、筆者は不詳である。重要文化財。
[村重 寧]
『小松茂美編『続日本絵巻大成17 結城合戦絵詞他』(1983・中央公論社)』
感染症が流行している集団において、ある時点で、一人の感染者から二次感染する人数の平均値。再生産数が1を上回ると、一人の感染者が複数の人に感染させるため、流行は拡大し、1を下回ると、感染者数が減少し、流...
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