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統計数理研究所 トウケイスウリケンキュウジョ

デジタル大辞泉の解説

とうけいすうり‐けんきゅうじょ〔‐ケンキウジヨ〕【統計数理研究所】

確率・統計の理論やその応用に関する研究を行う日本の公的研究機関。情報・システム研究機構を構成する大学共同利用機関法人の一つ。昭和19年(1944)設立。平成16年(2004)、大学共同利用機関法人に改組。モデリング研究系、データ科学研究系、数理・推論研究系、および予測発見戦略研究センター、リスク解析戦略研究センターなどの研究部門がある。統数研ISM(The Institute of Statistical Mathematics)。

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百科事典マイペディアの解説

統計数理研究所【とうけいすうりけんきゅうじょ】

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構に所属する四つの研究機関の一つ。情報社会やリスク社会に科学的に対応するための新しい理論・方法に関して研究するのが目的。モデリング,データ科学,数理・推論の各研究系のほか,統計科学技術,予測発見戦略研究,リスク解析戦略研究の各センターで構成される。設置は1944年。戦時下の文部省(現文部科学省)所管の研究機関として発足した。1985年から文部省所管の大学共同利用研究機関。2004年4月の大学共同利用機関の法人化に伴って発足した情報・システム研究機構の研究機関となった。所在地は東京都立川市。
→関連項目総合研究大学院大学

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

統計数理研究所
とうけいすうりけんきゅうじょ

国立大学法人法に基づいて設置された、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構傘下の国立の研究所である。英語名はThe Institute of Statistical Mathematics。略称は統数研、ISM。所在地は東京都立川市。
 1944年(昭和19)6月に、「確率に関する数理及びその応用の研究を掌(つかさど)り、並びにその研究の連絡、統一及び促進を図る」ことを目的として設置された。日本の統計数理研究の中心的な研究機関として活動してきたが、1985年(昭和60)にさらに統計科学の中核の役割を担うため共同研究・共同利用の体制を強化した。そして「統計に関する数理及びその応用の研究を行い、かつ、大学の教員その他の者でこれと同一の研究に従事するものに利用させること」を目的とした大学共同利用機関に改組転換した。
 統計の研究は、もともと社会集団の特性を記述することから始まった。しかし現在では、科学的仮説の構築や検証など合理的な推論や予測を実現するため、各種データを有効利用する学問となってきた。あらゆる学問分野にわたる基礎研究や応用研究に、統計学は不可欠なものとなっている。とくに近年は、多様な統計モデルの開発が推進され、超高速コンピュータとの結合による新しい情報処理方法も確立されてきている。
 欧米では統計学科を有する大学が多いが、日本では皆無であり、統計科学関係研究機関もきわめてわずかである。この分野での本研究所の存在意義は大きく、1988年には総合研究大学院大学の数物科学研究科(2004年の改組で複合科学研究科)統計科学専攻を設置して、若手研究者を育成している。[馬場錬成]

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