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縮充 しゅくじゅう

百科事典マイペディアの解説

縮充【しゅくじゅう】

毛織物を水などに浸してもむと,織糸が縮んで布面が収縮すること,またこのようにする処理。以前は縮絨と書いた。羅紗(らしゃ),フランネルなどの紡毛織物は適度の温・湿度下でセッケン液や希硫酸を用いて縮充し,布を緻密(ちみつ)にしたのち起毛を行って毛羽(けば)を立てる。
→関連項目整理機梳毛織物防縮加工

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅくじゅう【縮充 milling】

太番手の短い羊毛繊維を原料とする紡毛織物(たとえばフラノ)の風合いを決める重要な仕上げ法で,昔は縮絨と書いた。精練(毛織物では洗絨という)のあと,縮充機にかけ,酸,アルカリあるいはセッケン水溶液などの縮充剤で湿らせた布を機械的にもむ。これによって羊毛繊維は互いにからみあい,収縮して厚みが増し,糸から毛羽がでて,糸や布の組織が目立たなくなる。縮充後,再び洗絨するミルド仕上げと,縮充のあと起毛し,洗毛により表面を整えるフェイス仕上げとがある。

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世界大百科事典内の縮充の言及

【製粉】より

…穀物を粉砕して胚乳部を粉として採り分けること。小麦を製粉することが圧倒的に多いため,単に製粉という場合は小麦製粉を意味することが多い。小麦以外には米,そば,とうもろこし,大麦,ライ麦,裸麦,大豆なども製粉されている。
[歴史]
 小麦には強靱な外皮があることなどから,米のような粒食に適さず,大昔から粉砕して食用とされてきた。6000年前の古代バビロニアやその後のエジプト王朝時代に乳鉢状の臼で穀物をついて粉砕していたことが遺跡の石器や壁画などによってうかがえる。…

※「縮充」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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