デジタル大辞泉
「縮小再生産」の意味・読み・例文・類語
しゅくしょう‐さいせいさん〔シユクセウ‐〕【縮小再生産】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゅくしょう‐さいせいさんシュクセウ‥【縮小再生産】
- 〘 名詞 〙 資本の蓄積分が小さいため資本の減耗分の補填が行なわれず生産規模が縮小されること。内乱、戦争、火災などの大規模な破壊行為、または、恐慌、不況などの場合に起こる。また、比喩的に、同じようなことを規模を小さくして再び行なう意にも用いる。⇔拡大再生産
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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縮小再生産
しゅくしょうさいせいさん
reproduction on a regressive scale
拡大再生産に対する概念で,再生産が縮小された規模で行われることをさすマルクス経済学の用語。通常は資本主義的生産様式のもとでは再生産の過程は拡大再生産として現れるが,戦争,恐慌,極度のインフレーションといった異常な事態においてはしばしば縮小再生産が出現する。縮小再生産は本来投資に向けられるべき生産物が軍事的支出や個人的消費に食いつぶされたり,利潤縮小のために投資的動機を失って死蔵されることによって生じる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の縮小再生産の言及
【資本蓄積】より
…純投資がプラスの場合にのみ,拡大再生産が進行する。逆に粗投資が資本減耗に及ばず,純投資がマイナスの場合には,資本は減少し,生産の規模は縮小するために,縮小再生産に陥る。 また技術進歩が経済に導入されるさい,新しい技術は資本の増加分の中に具体化している。…
※「縮小再生産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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