敏感(読み)ビンカン

デジタル大辞泉 「敏感」の意味・読み・例文・類語

びん‐かん【敏感】

[名・形動]感覚感度の鋭いこと。また、そのさま。「敏感に反応する」「刺激敏感な肌」⇔鈍感
[派生]びんかんさ[名]
[補説]「両国首脳が島の主権に関する敏感な問題を話し合う」のように、国家間の交渉の対象となる微妙な事柄について「慎重に扱うべきデリケートな」の意で用いることがある。一説には、90年代の初め、日中交渉で中国側がこの意味で使った「敏感」を日本の新聞がそのまま取り入れたものという。
[類語]過敏鋭い鋭敏機敏俊敏明敏賢いさと目聡い賢しい炯眼けいがん利口利発聡明怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明賢明犀利さいりシャープ繊細神経質多感感じ易いセンシティブデリケートエモーショナルデリカシーナーバス細心耳聡い耳が早い早耳地獄耳目が早い先見の明予覚飛耳長目気が利く嗅ぐ嗅ぎ付ける嗅ぎ出す嗅ぎ当てる嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる第六感予感直感ひらめき察知インスピレーションぴんとぴんと来る鼻が利く感じ取る気が付く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敏感」の意味・読み・例文・類語

びん‐かん【敏感】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 感じかたがするどいこと。微細なことでもすばやく感じとること。感覚の鋭敏なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「私は敏感(ビンカン)である。併し衰耗に陥ることがないから神経衰弱ではない」(出典:羽鳥千尋(1912)〈森鴎外〉)

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普及版 字通 「敏感」の読み・字形・画数・意味

【敏感】びんかん

鋭敏。

字通「敏」の項目を見る

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