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自律訓練法 じりつくんれんほう autogenic training

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自律訓練法
じりつくんれんほう
autogenic training

心理療法,行動療法の基礎技法。 1932年,J.H.シュルツによって体系づけられた。身体の力を抜いてリラックスすることで,精神の安定やバランスをはかる治療法。1日3回,リラックスした姿勢で,手足の重さを感じる (重量感) ,手足のあたたかさを感じる (温感) ,楽に息をする (呼吸調整) などの練習を段階的に行う。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

じりつくんれんほう【自律訓練法】

精神療法の一。段階的に自己暗示の練習を行うことで、緊張をとりのぞき心身を好ましい状態にする。心身症・神経症などの治療やストレス解消・健康増進などに用いられる。1932年シュルツ(J.H.Schultz)が提唱。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自律訓練法
じりつくんれんほう

注意の集中、自己暗示の練習によって全身の緊張を除き、心と体の状態を自分でうまく調整できるようになることを目的としてくふうされた段階的訓練法をいう。1932年に、ドイツ精神科医シュルツJ. H. Schultz(1884―1970)によって創始された。[前田重治]

方法

外界からの刺激をできるだけ少なくし、閉眼、あおむけに横になるかソファにかけるなど、一定の受身的な姿勢をとらせ、自分で言語公式のことばをゆっくり反復しながら、さりげなく注意を集中(受身的注意集中)させるという原則からなる。まず「気持ちが落ち着いている」という基本公式を中心に、(1)両手両足が重たい、(2)両手両足が暖かい、(3)心臓が静かに動いている、(4)楽に息をしている、(5)胃のあたりが暖かい、(6)額が涼しい、という6段階の公式を1段ずつ、十分にできるようになってから次の段階へ進めていく。1日3回、1回に2~5分間練習し、終わったら、腕を強く屈伸し、深呼吸ののちに開眼するという「打ち消し」動作を行う。普通、2~3か月かけて完成する。
 これらの標準練習で、心身症、神経症、習癖の軽いものは軽快したり治っていく。また一般人の健康増進、ストレス解消、精神統一などの広い目的でも用いられる。さらに効果を高めるためには、標準練習のあと、セルフコントロールによる特定の心身の状態を自己統制する特殊練習や、イメージを浮かべて心の緊張解消を図る黙想練習を加える。[前田重治]
『佐々木雄二著『自律訓練法の実際』(1976・創元社) ▽松原秀樹著『音響によるセルフ・コントロール』(1981・音響企画社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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