自由の鐘(読み)じゆうのかね(英語表記)Liberty Bell

翻訳|Liberty Bell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自由の鐘
じゆうのかね
Liberty Bell

アメリカ合衆国の自由の象徴として歴史的な意味をもつ。ペンシルバニア州フィラデルフィア独立記念館北隣,国立歴史公園内のリバティベル・センターに展示されている。1751年にイギリスで鋳造され,1752年8月アメリカに運ばれ,1753年6月にペンシルバニア州議事堂の鐘楼につるされた。重量は 943kg,下縁の周囲の長さは 3.7m,高さは約 1m。銘文として「全国土の全住民のために自由を要求する」というレビ記25章10節の引用が刻まれている。1776年7月4日アメリカ独立宣言が公布されたときに鳴らされた鐘として知られているが,実際は 7月8日に鳴らされた。1783年4月16日アメリカ独立戦争講和が成立したことを告げる際にも鳴らされたので,「独立の鐘」としても知られている。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゆうのかね【自由の鐘 Liberty Bell】

アメリカの独立を記念する鐘。フィラデルフィアのペンシルベニア植民地議事堂(現在ではインディペンデンス・ホールと呼ばれている)において,1776年7月8日独立宣言が民衆に朗読され公表された際,それを祝して打ち鳴らされた。1839年奴隷解放論者たちによって〈自由の鐘〉と呼ばれるようになった。46年ワシントン生誕日に鳴らした際に大きな割れ目が入り,以来鳴らさなくなった。重要な愛国的象徴となっている。【斎藤 眞】

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世界の観光地名がわかる事典の解説

じゆうのかね【自由の鐘】

アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアにある、歴史的な鐘。1776年、アメリカの独立宣言が初めて朗読されたときに打ち鳴らされた。◇「自由の鐘」と呼ばれるようになったのは1830年代で、奴隷制度廃止論者が、奴隷解放のシンボルとして呼び始めた。インディペンデンスホール前のパビリオンに展示されていて、アメリカ各州に等身大のレプリカが取り付けられている。

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