花柳喜章（読み）ハナヤギ ヨシアキ

新撰 芸能人物事典 明治～平成

花柳 喜章
ハナヤギ ヨシアキ

職業

俳優

本名

青山 勝

生年月日

大正13年 1月5日

出生地

兵庫県

学歴

赤坂尋常小卒

経歴

幼時に新派の女形・花柳章太郎の養子となる。昭和8年明治座「侠艶録」、劇中劇「重の井」の三吉で初舞台。井上正夫に傾倒。19年から兵役2年、復員後松竹座「浅草の子」で復帰。29年映画「山椒太夫」「春琴物語」に主演。32年新派を離れ東宝に転じ、4年後に戻ったが、自ら枇杷の木会を結成、リーダーとして「五十年目の太陽」を上演。若手育成の青年の会も指導。父の死後42年に再び新派を離れ、52年の13回忌に再復帰。53年「浮気の手帖」の主演初日に心不全で倒れて死去。代表作は「水沢の一夜」の高野長映役。

没年月日

昭和53年 1月3日 (1978年)

家族

養父=花柳 章太郎(新派俳優),妻=花江 久仁子(女優)

伝記

みごとな幕切れ 戸板 康二 著(発行元 三月書房 ’90発行)

出典　日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典　明治～平成」（2010年刊）

20世紀日本人名事典

花柳 喜章
ハナヤギ ヨシアキ

昭和期の俳優

生年

大正13(1924)年1月5日

没年

昭和53(1978)年1月3日

出生地

兵庫県

本名

青山 勝

学歴〔年〕

赤坂尋常小学校卒

経歴

幼時に新派の女形・花柳章太郎の養子となる。昭和8年明治座「俠艶録」、劇中劇「重の井」の三吉で初舞台。井上正夫に傾倒。19年から兵役2年、復員後松竹座「浅草の子」で復帰。29年映画「山椒太夫」「春琴物語」に主演。32年新派を離れ東宝に転じ、4年後に戻ったが、自ら枇杷の木会を結成、リーダーとして「五十年目の太陽」を上演。若手育成の青年の会も指導。父の死後42年に再び新派を離れ、52年の13回忌に再復帰。53年「浮気の手帖」の主演初日に心不全で倒れて死去。代表作は「水沢の一夜」の高野長映役。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

花柳喜章 はなやぎ-よしあき

1924－1978　昭和時代の舞台俳優。
大正13年1月5日生まれ。幼時に花柳章太郎の養子となり,昭和8年明治座で初舞台をふむ。戦後は「山椒(さんしょう)大夫」「春琴物語」などの映画に出演し,一時新派をはなれるが,52年復帰。昭和53年1月3日舞台でたおれ,同日死去。53歳。兵庫県出身。一説に大正12年1月22日東京生まれ。本名は青山勝。

出典　講談社