苦胆(読み)クタニ

精選版 日本国語大辞典 「苦胆」の意味・読み・例文・類語

く‐たん【苦胆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 胆汁。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ( 比喩的に ) つらい思いをさせるもの。苦痛。苦汁
    1. [初出の実例]「トガ ヲ ヲカス タビゴト ニ cutan(クタン) ヲ ノマセ タテマツル モノ ワ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)三)
  4. くたに(苦胆)

く‐たに【苦胆・苦丹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くだに」とも ) 植物「りんどう(龍胆)」の異名か。また、「ぼたん牡丹)」の類ともいう。
    1. [初出の実例]「くたに。散りぬればのちはあくたになる花を思ひ知らずもまどふ蝶かな〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「苦胆」の読み・字形・画数・意味

【苦胆】くたん

大胆。

字通「苦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む