苦胆(読み)クタニ

デジタル大辞泉 「苦胆」の意味・読み・例文・類語

くたに

植物の名。リンドウ、またボタンともいうが未詳
花橘撫子なでしこ薔薇さうび、―などやうの花」〈少女
[補説]「苦胆」「苦丹」などと当てることがある。

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精選版 日本国語大辞典 「苦胆」の意味・読み・例文・類語

く‐たん【苦胆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 胆汁。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ( 比喩的に ) つらい思いをさせるもの。苦痛。苦汁
    1. [初出の実例]「トガ ヲ ヲカス タビゴト ニ cutan(クタン) ヲ ノマセ タテマツル モノ ワ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)三)
  4. くたに(苦胆)

く‐たに【苦胆・苦丹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くだに」とも ) 植物「りんどう(龍胆)」の異名か。また、「ぼたん牡丹)」の類ともいう。
    1. [初出の実例]「くたに。散りぬればのちはあくたになる花を思ひ知らずもまどふ蝶かな〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四三五)

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普及版 字通 「苦胆」の読み・字形・画数・意味

【苦胆】くたん

大胆。

字通「苦」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「苦胆」の解説

苦胆 (クダン)

植物。ボタン科の落葉低木,園芸植物,薬用植物。ボタンの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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