茶筅売(読み)ちゃせんうり

精選版 日本国語大辞典 「茶筅売」の意味・読み・例文・類語

ちゃせん‐うり【茶筅売】

  1. 〘 名詞 〙 茶筅を売る人。特に、歳末自製の茶筅を京都市中に売り歩いた空也堂の僧。のち、江戸市内でも、その扮装(ふんそう)口上を真似て、白衣に鷹の羽や千鳥模様を染めぬいた十徳を着て、茶筅をさした苞(つと)の竹棒をかつぎ、鉢や瓢箪をたたきながら売り歩いた。
    1. 茶筅売〈都名所図会〉
      茶筅売〈都名所図会〉
    2. [初出の実例]「京橋の旅籠屋には畳扣(たたみたたき)立・茶筅売(チャセンウリ)は衣かたしきてうたたね」(出典浮世草子懐硯(1687)一)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「茶筅売」の解説

茶筅売
(通称)
ちゃせんうり

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
詠梅松清元
初演
文政3.11(江戸・河原崎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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