ちゃせん‐うり【茶筅売】
- 〘 名詞 〙 茶筅を売る人。特に、歳末に自製の茶筅を京都の市中に売り歩いた空也堂の僧。のち、江戸市内でも、その扮装(ふんそう)や口上を真似て、白衣に鷹の羽や千鳥の模様を染めぬいた十徳を着て、茶筅をさした苞(つと)の竹棒をかつぎ、鉢や瓢箪をたたきながら売り歩いた。
茶筅売〈都名所図会〉
- [初出の実例]「京橋の旅籠屋には畳扣(たたみたたき)立・茶筅売(チャセンウリ)は衣かたしきてうたたね」(出典:浮世草子・懐硯(1687)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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