焼き菓子の一種で、楪津宇(ちゃつう)とも書く。小麦粉に卵、砂糖、挽茶(ひきちゃ)などを加えて練った皮で餡(あん)をくるみ、皮の表裏面に煎茶(せんちゃ)の葉を2、3枚つけて、平鍋(なべ)に押し付けるようにして表裏を焼き上げる。茶通の種皮をつくる際、砂糖に卵白を加え、純白のクリーム状になるまでかき混ぜ、さらに卵白を加えたところへ小麦粉を入れ、水を加減しながら種皮を適当な硬さに仕上げる。また小豆(あずき)餡にはごまを加えるので、焼きあがりは大方の焼き菓子と比べ、かなりこくのある風味であり、中国菓子のような趣(おもむき)も添える。楪子(ちゃつう)は高台付きの浅い木皿で、茶菓子を盛るのに用いられた。その食器に盛られた菓子の意が茶通であろう。
[沢 史生]
半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...