焼き菓子の一種で、楪津宇(ちゃつう)とも書く。小麦粉に卵、砂糖、挽茶(ひきちゃ)などを加えて練った皮で餡(あん)をくるみ、皮の表裏面に煎茶(せんちゃ)の葉を2、3枚つけて、平鍋(なべ)に押し付けるようにして表裏を焼き上げる。茶通の種皮をつくる際、砂糖に卵白を加え、純白のクリーム状になるまでかき混ぜ、さらに卵白を加えたところへ小麦粉を入れ、水を加減しながら種皮を適当な硬さに仕上げる。また小豆(あずき)餡にはごまを加えるので、焼きあがりは大方の焼き菓子と比べ、かなりこくのある風味であり、中国菓子のような趣(おもむき)も添える。楪子(ちゃつう)は高台付きの浅い木皿で、茶菓子を盛るのに用いられた。その食器に盛られた菓子の意が茶通であろう。
[沢 史生]
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...