デジタル大辞泉 「茅」の意味・読み・例文・類語
ぼう【茅】[漢字項目]
1 イネ科の草の名。チガヤ。「
2 かやぶきの。粗末な。「茅屋・茅舎・茅門」
[難読]
( 1 )元来は①のように総称だったので、「延喜式・祝詞」に見られるように「草」をあてることもあった。「茅」は「ち」で、「ちがや」を指すが、「ちがや」は屋根をふく草の代表的なものなので、「かや」にあてられた。
( 2 )「萱」は本来、ユリ科の植物カンゾウ、一名ワスレグサで、「かや」の意に用いるのは誤り。「和名抄」「名義抄」などに「かや」とよむ文字は「萓」。字形が似ているところから、後世誤ったもの。


なり」、次条の
に「
なり」とあって互訓。〔左伝、僖四年〕「爾(なんぢ)の貢する
(はうばう)入らず、以て酒を縮(した)む無し」とあり、祭祀の酒をこすのに用いた。〔周礼、天官、甸師〕はその
茅を供することを掌る。また〔詩、召南、野有死麕(やゆうしきん)〕「白
もて之れを
む」は、犠牲を包むこと、〔詩、
(ひん)風、七月〕「晝は爾(なんぢ)于(ここ)に
(かや)かれ」は、屋根を
くのに用いる。
字鏡〕
知(ち)〔和名抄〕
知(ち)〔名義抄〕
チイ
▶・茅縮▶・茅
▶・茅障▶・茅旌▶・茅
▶・茅亭▶・茅店▶・茅土▶・茅棟▶・茅堂▶・茅馬▶・茅
▶・茅
▶・茅
▶・茅寮▶・茅廬▶
茅・結茅・荒茅・香茅・貢茅・黄茅・衡茅・
茅・
茅・
茅・神茅・
茅・積茅・
茅・草茅・把茅・白茅・抜茅・表茅・包茅・
茅・霊茅出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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