大野盆地の東南に位置し、標高一五二三・五メートル。「荒島」の称は「延喜式」神名帳に「荒島神社」がみえ、古くから山神の居ます山と考えられてきた。近世末期に成立した荒島山大権現略縁起(神明神社文書)によれば、「道臣の尊の孫物部の荒山の連公」の死後、里人が崇め祀ったところから「あら山」「あらし山」とよんだという。荒島大権現の本地は聖観音菩薩、垂迹は物部連公と伝える。また「深山木」に
と山内の様子を記すが、一時期白山信仰の影響のあったことがうかがわれる。なお永享一二年(一四四〇)四月の春日社領越前国大野郡小山庄田数諸済等帳(天理図書館蔵)に「荒島之御神田」とみえる。
「越前地理便覧」には
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