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荒行 アラギョウ

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デジタル大辞泉の解説

あら‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【荒行】

僧や山伏などが激しい苦しみに耐えて行う修行。

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大辞林 第三版の解説

あらぎょう【荒行】

修験者などが山野などにこもってする荒々しい修行。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

荒行
あらぎょう

宗教的実践の方法の一つ。苦行のなかでももっとも過酷な肉体的苦痛を課すもので、ときには死を覚悟して行われる。荒行の目的は、肉体を苦しめることによって、過去、現在のいっさいの罪と穢(けがれ)を滅ぼしたり、浄(きよ)めたりすることである。そうすることによって精神も肉体も強靭(きょうじん)になり、また神や仏に近づくと信じられた。その結果として病を治したり、奇跡を現す超人間的験力が得られるので、多くは山伏(やまぶし)などの山林修行者が荒行を行った。荒行の実践的方法は、山中や洞窟(どうくつ)や滝にこもって俗世間から離れ、断食や不眠不動の行をすることが多い。または一つの岩や山を10日も30日も巡ることもあり、これを行道(ぎょうどう)という。奈良県大峰山の山伏は、熊野(くまの)から入る順峰(じゅんぶ)100日、吉野から入る逆峰(ぎゃくぶ)75日の山越えをしたが、これを抖(とそうぎょう)という。またすべてに共通するのは水行(すいぎょう)(水垢離(みずごり))である。和歌山県熊野那智(なち)の大滝で水行をした「文覚(もんがく)の荒行」は『平家物語』(巻5)によって有名である。また「身延(みのぶ)の荒行」といわれる日蓮(にちれん)宗の荒行もよく知られており、これは寒(かん)を含む100日の間、毎日7回の水行を繰り返す。現在は身延山では行われず、中山法華経(ほけきょう)寺(千葉県市川市)で行われている。[五来 重]

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