ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荻原健司」の意味・わかりやすい解説
荻原健司
おぎわらけんじ
スキー選手。ノルディック複合団体でオリンピック冬季競技大会2大会連続金メダル獲得。父はアルペンスキーの国民体育大会選手,姉2人は中学生でクロスカントリースキー全国大会優勝,というスキー一家に生まれ,双子の弟,次晴とともに中学1年からジャンプとクロスカントリースキーを始めた。中学3年で全国大会優勝 (次晴は2位) 。 1989年と 1991年のユニバーシアード競技大会で連続優勝。 1992年のアルベールビル・オリンピック冬季競技大会では弱点といわれたジャンプを克服し,日本の団体優勝の中核となった (個人7位) 。 1992年早稲田大学卒業。同年北野建設入社。 1993年の世界選手権で個人,団体ともに優勝。 1992~95年の3シーズンにわたり,ワールドカップ (W杯) 史上初の3季連続個人総合優勝を遂げた。W杯通算 19勝。 1994年のリレハンメル・オリンピック冬季競技大会で団体2連覇 (個人4位) 。 1998年の長野オリンピック冬季競技大会で,日本選手団の主将として開会式で選手宣誓。 2002年ソルトレークシティー・オリンピック冬季競技大会出場後に引退。 2004年参議院議員当選。
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