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藤原啓 ふじわら けい

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美術人名辞典の解説

藤原啓

陶芸家。岡山県生。名は敬二。初め文学を志して上京、多くの文化人と交流。のち帰郷し、39才で備前焼の道に入る。古備前の復興に尽力し、伝統技法を基礎に士味を生かした豪放で素朴な作風には文人的味わいがある。日本工芸会会員。人間国宝。昭和58年(1983)歿、84才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

藤原啓 ふじわら-けい

1899-1983 昭和時代の陶芸家。
明治32年2月28日生まれ。文学の道をこころざしたが,昭和12年郷里の岡山県にかえる。三村梅景,金重陶陽(かねしげ-とうよう)の指導で作陶生活にはいる。備前焼の再興につくし,45年人間国宝となる。端正で豪放な作風で知られた。長男雄(ゆう)も人間国宝。昭和58年11月12日死去。84歳。早大中退。本名は啓二。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤原啓
ふじわらけい
(1899―1983)

陶芸家。本名は敬二。岡山県生まれ。1919年(大正8)に上京、21年早稲田(わせだ)大学英文科に入学したが、翌年中退し文学を志す。以後約15年、詩や小説の執筆・出版活動を続けたが、37年(昭和12)帰郷。三村梅景(ばいけい)、金重陶陽(かなしげとうよう)の指導で郷里穂波(ほなみ)に窯を築き、陶工として再出発する。のち陶陽ともども桃山時代の備前焼(びぜんやき)茶陶の再興に尽くした。作風は端正で、めりはりの効いた野趣に富み、その姿勢は陶陽とは好対照であった。70年(昭和45)重要無形文化財保持者に認定された。[矢部良明]
『『藤原啓自選作品集』(1981・朝日新聞社) ▽村山武著『人間国宝シリーズ3 藤原啓』(1979・講談社)』

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