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虹彩炎/虹彩毛様体炎 こうさいえんこうさいもうようたいえんIritis / Iridocyclitis

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家庭医学館の解説

こうさいえんこうさいもうようたいえん【虹彩炎/虹彩毛様体炎 Iritis / Iridocyclitis】

[どんな病気か]
 虹彩炎は虹彩の、虹彩毛様体炎は虹彩と毛様体の炎症をさしています。毛様体は虹彩と隣り合った組織であり、両方が同時に炎症を生じることが多く、通常、虹彩毛様体炎のかたちをとります。
[症状]
 虹彩炎(虹彩毛様体炎)が生じると、角膜周囲の白目(しろめ)(結膜(けつまく))に充血(毛様充血)がみられることが多く、視力が低下したり、目がかすんだり(霧視(むし))、光があたると痛んだり、まぶしくて涙が出たりします。充血や眼痛などの自覚症状がない虹彩炎が、白内障(はくないしょう)や緑内障(りょくないしょう)による視力低下や視野欠損で見つかることもあります。
 眼科医の指示に従って治療を受けることが必要です。失明することはまれですが、緑内障や白内障を合併して重篤(じゅうとく)な視力障害がおこることもあります。
[検査と診断]
 細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)によって、前房内(ぜんぼうない)に炎症細胞が認められることにより診断されます。重症な虹彩炎では、前房内に線維素塊(せんいそかい)(フィブリン)が認められたり、虹彩後癒着(水晶体(すいしょうたい)と虹彩の癒着)を認めることがあります。眼圧や眼底の異常の有無の確認が必要です。
[治療]
 原因疾患(コラムぶどう膜の病気の原因」)の治療がたいせつですが、虹彩炎では点眼治療が必要です。消炎のためには、おもに副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンステロイド)の点眼を行ないます。また、散瞳作用(さんどうさよう)のある硫酸(りゅうさん)アトロピンやトロピカミドなどの点眼薬も用いられます。軽度の虹彩炎では、非ステロイド系の消炎点眼薬が用いられる場合もあります。

出典|小学館
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