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蜜蠟 みつろう beewax

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世界大百科事典 第2版の解説

みつろう【蜜蠟 beewax】

ミツバチの働きバチの腹部の蠟腺から分泌され,ミツバチの巣の主成分となっている物質。はちみつ副産物として養蜂のミツバチの巣から主として供給され,巣房8kgから1kgの蠟が採集される。東インド南アメリカアフリカ産のハチからも採れるが,産地によって性状が若干異なる。主成分は,パルミチン酸ミリシルC15H31COOC30H61,セロチン酸ミリシルC25H51COOC30H61,ヒポゲイン酸ミリシル,ヒドロキシパルミチン酸セシルなどのエステルで,そのほか遊離脂肪酸(炭素数24~33),炭化水素(炭素数25~30)を含む。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の蜜蠟の言及

【脂質】より

…アルコールは高級アルキルアルコールかまたはステロール(ステロイドアルコール)である。蜜蠟は前者の例でCが26~34のアルコールのパルミチン酸エステルからなる。ラノリン(羊毛脂,羊毛蠟ともいう)の主成分はラノステロールと脂肪酸のエステルで,後者の例である。…

【ハチ(蜂)】より

…石蜜(せきみつ),はちみつの名で結合剤や甘味料となる。はちみつを収納している房も蜜蠟(みつろう)として薬であった。ミツバチのほかジバチの幼虫やさなぎは〈ハチの子〉として長野県や岐阜県の山間では食用とした。…

【ろうそく(蠟燭)】より

…しかし今日見られるようなろうそくがいつごろから行われたかは,現在なお十分明らかにされていない。蜜蠟は早くエジプト人やギリシア人やローマ人には知られていたから,蜜蠟を燃料として照明に利用することはかなり古くから行われたかと思うが,ろうそくの形態を具体的に徴しうる最古の史料は,イタリアのエトルリア地方オルビエトのゴリニ墳墓の壁画である。この壁画は前3世紀に属し,ギリシア芸術の影響を受けたきわめて写実的なものであるが,その宴会の図に2基の燭台が描かれ,各頂点の3個のくちばし状の突起にろうそくがそれぞれ横ざしにされている。…

※「蜜蠟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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