蜻蛉草(読み)トンボソウ

デジタル大辞泉 「蜻蛉草」の意味・読み・例文・類語

とんぼ‐そう〔‐サウ〕【蜻蛉草】

ラン科多年草。山林に生え、高さ15~30センチ。2枚の葉が互生。夏、淡緑色小花総状につける。

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精選版 日本国語大辞典 「蜻蛉草」の意味・読み・例文・類語

とんぼ‐ぐさ【蜻蛉草】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とんぼくさ」とも )
  2. 植物かたばみ(酢漿草)」の異名。〔物類称呼(1775)〕
  3. 植物「かやつりぐさ(蚊屋吊草)」の異名。〔物類称呼(1775)〕
  4. 植物「つゆくさ(露草)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  5. 植物「ひめうず(姫烏頭)」の異名。
  6. 植物「すべりひゆ(滑莧)」の異名。

とんぼ‐そう‥サウ【蜻蛉草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ラン科の多年草。各地のやや湿った林の下に生える。根は長く多少肥厚し、茎は高さ約三〇センチメートル、下部は二~三個の鱗片葉で包まれる。中ほどの二枚の葉は狭長楕円形で大きく、長さ約一〇センチメートル、幅約二・五センチメートル。盛夏、五~一〇センチメートルの穂状花序を作って淡緑色の花を密につける。距は細長く五~六ミリメートル。〔物品識名拾遺(1825)〕
  3. 植物「ひめうず(姫烏頭)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蜻蛉草」の解説

蜻蛉草 (トンボソウ)

学名Platanthera ussuriensis
植物。ラン科の多年草

蜻蛉草 (トンボグサ)

植物。キンポウゲ科の多年草,薬用植物ヒメウズ別称

蜻蛉草 (アキズバナ・トンボグサ)

植物。ツユクサ科一年草,薬用植物。ツユクサの別称

蜻蛉草 (トンボグサ)

植物。カタバミ科の多年草,薬用植物。カタバミの別称

蜻蛉草 (トンボグサ)

植物。カヤツリグサ科の一年草。カヤツリグサの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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