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表層崩壊 ヒョウソウホウカイ

デジタル大辞泉の解説

ひょうそう‐ほうかい〔ヘウソウホウクワイ〕【表層崩壊】

山地などの傾斜地が豪雨などにより、厚さ数メートル程度の表層土がすべり落ちる現象。基盤層である岩盤上部に乗っている部分のみが崩壊する。→深層崩壊

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

表層崩壊
ひょうそうほうかい
shallow landslide

斜面崩壊のうち、斜面表層を覆う土壌や火山灰層などが崩壊するもので、砂防研究者の間では、地表から0.5~2メートルの深さで発生する崩壊をさす。深さ2メートルより深い地盤(岩盤)まで崩壊するものは深層崩壊deep-seated landslideとして区別される。ただし、地すべり・土木・地質などの研究者は、5メートルよりも浅い崩壊を表層崩壊、それより深いものを深層崩壊とよぶことが多い。表層崩壊を起こす力(営力)は重力であり、豪雨や地震動が直接的なきっかけとなる。表層崩壊であっても崩壊する斜面の面積が広ければ、崩壊土量が大きくなるため、集落などを襲うと人的・物的被害が発生する災害となる。2013年(平成25)10月16日に、台風26号の豪雨で伊豆大島の元町周辺を襲った土石流は、斜面に堆積(たいせき)していた火山灰層や土壌が広い範囲で表層崩壊を起こし、倒木などといっしょに集落まで流れ下り、大きな被害をもたらした。[村田明広]

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