表裏一体(読み)ヒョウリイッタイ

デジタル大辞泉 「表裏一体」の意味・読み・例文・類語

ひょうり‐いったい〔ヘウリ‐〕【表裏一体】

相反する二つのものが大もとでは一つであること。また、二つのものの関係が密接で切り離せないこと。「官民表裏一体となって開発を進める」
[類語]相即不離うおと水車の両輪皮を引けば身が付く唇歯輔車しんしほしゃ唇亡びて歯寒し輔車相依あいよ

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精選版 日本国語大辞典 「表裏一体」の意味・読み・例文・類語

ひょうり‐いったいヘウリ‥【表裏一体】

  1. 〘 名詞 〙 相反する二つの物がひとつになること。そとづらと内心が一致して、違わないこと。また、二つの物の関係が密接で切りはなせないこと。また、その関係。
    1. [初出の実例]「戦陣の要求に適応せしむると共に、教育訓練と表裏一体たらしめ」(出典:軍隊内務令(1943)四)

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四字熟語を知る辞典 「表裏一体」の解説

表裏一体

相反する二つのものが二ついっしょで一つになること。また、二つのものの関係が密接で切りはなせないこと。また、そのような関係。

[活用] ―をなす。

[使用例] 表面のその強がりも、実は一皮むけば、われながら寒々とした志のなえと、表裏一体をなしているのだ[中野好夫ぼらへそ|1956~57]

[使用例] 今、公文の心にひっかかったのは、まさに協子の言った言葉と表裏一体をなす、不安と恐れだった[曾野綾子木枯しの庭|1976]

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