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補陀落/普陀洛 フダラク

デジタル大辞泉の解説

ふだらく【補陀落/普陀洛】

《〈梵〉Potalaka音写。光明山・海島山・小花樹山と訳す》仏語。インド南端の海岸にあり、観音が住むという八角形の山。日本でも観音の霊地にはこの名が多い。補陀落山(ふだらくせん)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の補陀落/普陀洛の言及

【観音】より

…観音のサンスクリット名は男性名詞であるが,観音に種々の変化身があるため,オリエント(イランを含む)の母神信仰的要素がこれを通じて仏教に入りこみ,〈准胝観音〉,〈馬郎婦観音〉,〈多羅尊観音〉などを生み出した。観音の浄土は補陀落Potalakaと呼ばれる。補陀落渡海(ふだらくとかい)【定方 晟】
[中国における観音信仰]
 《法華経》の観世音菩薩普門品の教説にもとづいて観音信仰はおこった。…

【補陀落渡海】より

…南方海上にあるという観音の浄土,補陀落世界へ往生しようとする信仰により,舟に乗って熊野那智山や四国足摺岬,室戸岬などから出帆すること。信仰のためとはいいながら,実在かどうか定かでない補陀落(インド南部にあると伝えられるPotalakaの音訳)に向かって決死の船出をするふしぎな宗教現象なので,古来なぞとされている。…

【楽園】より

…前者は洋上はるかに隔たり,荒海によって外敵から守られた島の楽園である。東洋の伝承でいえば,蓬萊(ほうらい),竜宮,補陀落(ふだらく)(補陀落渡海)などがこれにあたる。西洋の伝承では,古代ギリシア人が遠く太陽の沈む西方洋上に,祝福された死者の国ヘスペリアHesperia(西方の国)を想像し,とくに〈ヘスペリデスの園〉の伝説を生み出した。…

※「補陀落/普陀洛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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