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褐簾石 かつれんせきallanite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

褐簾石
かつれんせき
allanite

緑簾石 (りょくれんせき) の一種。 (Ca,Ce,Th)2(Fe2+,Fe3+,Al)3(OH)Si3O12単斜晶系,褐色ないし黒色。花崗岩,閃長石,ペグマタイト片麻岩などに産出する。比重 3.4~4.2,硬度5~6.5。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

褐簾石
かつれんせき
allanite

希土類元素を主成分とする、緑簾石グループの鉱物の一種。柱状結晶をなし、結晶面に条線がよく発達する。弱放射性があり、褐簾石自体の放射能によって結晶が破壊され、X線的には非晶質になることがある。この状態をメタミクトmetamict状態といって、ほかにも何種類か知られる。花崗(かこう)岩の副成分鉱物として、またペグマタイト中に大きな結晶として産する。片麻(へんま)岩や接触変成岩中にも産する。希土類元素の種類によって細分される。普通に産する褐簾石は、セリウムがもっとも卓越するため、セリウム褐簾石allanite-(Ce)とよぶ。英名はこの鉱物を発見したスコットランドの鉱物学者アランThomas Allan(1777―1833)にちなむ。[松原 聰]

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