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西の内紙 ニシノウチガミ

百科事典マイペディアの解説

西の内紙【にしのうちがみ】

西の内とも。コウゾを原料とする厚い手すき和紙。茨城県山方町(現・常陸大宮市)西野内で作られたのでこの名がある。現在も少量ながら産し,用途はその強靭(きょうじん)性をかわれて工芸用,記録用,傘(かさ)紙用など多方面にわたる。
→関連項目千代紙

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世界大百科事典 第2版の解説

にしのうちがみ【西の内紙】

茨城県那珂郡山方町ですかれている強靱(きようじん)な楮紙(こうぞがみ)。紙名は,この町で紙をすくとともにその集散地となっていた山方町大字西野内に由来する。佐竹氏が支配していた中世からすでに製紙が盛んであったが,江戸時代になって水戸藩の領地となってからは徹底した紙専売制が行われたため製紙業はさらに発展した。《日本山海名物図会》(1754)には,日本の代表的な5紙として越前奉書,美濃の直紙(なおしがみ),岩国半紙とともに関東の西の内紙と程村紙(ほどむらがみ)があげられている。

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大辞林 第三版の解説

にしのうちがみ【西の内紙】

和紙の一。コウゾで漉いたやや厚手のもの。茨城県常陸大宮市西野内で産した。傘紙・版画用紙などに用いられ、明治時代に投票用紙に指定され知られた。

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世界大百科事典内の西の内紙の言及

【山方[町]】より

…茨城県北部,那珂郡の町。人口8536(1995)。久慈川中流域にあり,周辺は男体山(654m)につづく山地や鷲子(とりのこ)山塊などに囲まれる。久慈川沿いにJR水郡線,国道118号線が通じている。中心集落山方は近世には水戸と郡山を結ぶ街道の宿場町として,また久慈川舟運の要地として発達した。江戸時代からの伝統をもつコンニャクと西之内紙といわれる手すき和紙の特産がある。1960年代以降人口流出が進み,70年には過疎地域の指定を受けた。…

※「西の内紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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