角が立つ(読み)カドガタツ

デジタル大辞泉 「角が立つ」の意味・読み・例文・類語

かど・つ

理屈っぽい言動によって他人との間が穏やかでなくなる。「―・つ言い方をする」
[補説]この意味で「つのがたつ」と読むのは誤り。
[類語]不和不仲仲違い反目葛藤軋轢対立対峙確執悶着摩擦風波波風仲間割れぎくしゃくいがみ合う睨み合うひびが入る秋風が立つ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「角が立つ」の意味・読み・例文・類語

かど【角】 が 立(た)

  1. 理屈っぽい言い方や堅苦しい態度をして、物事がおだやかでなくなる。物事が荒だつ。かどかどしくなる。角立つ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「あらたまると、角が立つから、やっぱり不断けんくゎをする心もちでやって見さっし」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android