日本歴史地名大系 「角塚古墳」の解説
角塚古墳
つのづかこふん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岩手県奥州(おうしゅう)市胆沢(いさわ)区南都田(なつだ)字塚田にある前方後円墳。岩手県で最大・最古の古墳であると同時に、前方後円墳として、また、埴輪(はにわ)を有する古墳として国内最北端に位置する。古墳は、主軸長44.5~45.6メートル、後円部径28.3メートル、前方部幅15~16メートル、後円部最大比高4.3メートル、前方部最大比高1.5メートルで、前方部の低い前方後円墳である。周湟(しゅうこう)は後円部で幅9~10メートル、深さ0.5メートルで、前方部で狭まる卵形を呈する。周湟から円筒埴輪、形象埴輪の破片が出土している。古墳の年代は5世紀末から6世紀初めと推定されている。国史跡。
[高橋信雄]
…農業が基幹産業で,米作に畜産,野菜を加えた複合経営が行われ,胆沢米,陸中牛,胆沢ピーマンなどの主産地となった。埴輪をともなう古墳としては日本最北端にあたるとされる角塚古墳があり,渓谷美で名高い焼石岳一帯は栗駒国定公園に含まれる。【松橋 公治】。…
※「角塚古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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