計測震度(読み)ケイソクシンド

デジタル大辞泉 「計測震度」の意味・読み・例文・類語

けいそく‐しんど【計測震度】

地震波を計測する装置地震計)によって自動的に計測される震度。かつては気象庁職員体感周囲状況から震度を決定していたが、平成8年(1996)から計測震度に全面移行した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「計測震度」の意味・わかりやすい解説

計測震度
けいそくしんど

地震観測点震度計によって測定された,地表のゆれ(地震動)の強さの程度を数値化した震度。基本的には周期 0.1~1.0秒の地震波加速度の大きさに基づいており,体感による震度とほぼ一致するように定められている。震度階級はこれを四捨五入しており,計測震度0~0.4は震度0,計測震度0.5~1.4は震度1,計測震度6.5以上は震度7,となる。気象庁従来,人が受ける感覚や物体に与える影響の大きさをもとに震度を決めていたが,客観的な測定の必要性から,1991年以降 5年計画で全国の管区気象台測候所に震度計の設置を開始,1996年10月から実用に入った。2007年3月現在,気象庁 599ヵ所,地方公共団体 2847ヵ所,防災科学技術研究所 777ヵ所,合計 4223ヵ所の観測点で測定する(→地震観測網)。

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