計測震度(読み)ケイソクシンド

最新 地学事典 「計測震度」の解説

けいそくしんど
計測震度

instrumental seismic intensity

震度計の計測部で得られた加速度から,以下の演算処理により,振幅,周期特性,継続時間を考慮して得られる震度の値。加速度波形3成分(計測の単位はcm/s2)を,周期を補正するフィルターにかけたのちベクトル合成する(a(t))。a(t) ≧a0となる時間の合計が0.3秒となるようなa0を求める。I=2log10a0+0.94から,小数第3位を四捨五入し第2位を切り捨てて計測震度Iを得る。フィルターの効果により,周期2秒程度の揺れは計測震度に大きく影響する一方,10秒以上や0.1秒以下はあまり影響しない。また,0.3秒の時間を考慮することで,スパイク状のノイズを除去している。なお,テレビや新聞,ネット上などで見られる震度階級は,計測震度から換算される(例えば,2.5≦I<3.5:震度階級は3;4.5≦I<5.0:5弱; 5.0≦I<5.5:5強)。

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参照項目:震度
参照項目:震度計

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「計測震度」の意味・わかりやすい解説

計測震度
けいそくしんど

地震観測点で震度計によって測定された,地表のゆれ(地震動)の強さの程度を数値化した震度。基本的には周期 0.1~1.0秒の地震波加速度の大きさに基づいており,体感による震度とほぼ一致するように定められている。震度階級はこれを四捨五入しており,計測震度0~0.4は震度0,計測震度0.5~1.4は震度1,計測震度6.5以上は震度7,となる。気象庁従来,人が受ける感覚や物体に与える影響の大きさをもとに震度を決めていたが,客観的な測定の必要性から,1991年以降 5年計画で全国の管区気象台測候所に震度計の設置を開始,1996年10月から実用に入った。2007年3月現在,気象庁 599ヵ所,地方公共団体 2847ヵ所,防災科学技術研究所 777ヵ所,合計 4223ヵ所の観測点で測定する(→地震観測網)。

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