コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

震度 しんど seismic intensity

翻訳|seismic intensity

7件 の用語解説(震度の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

震度
しんど
seismic intensity

ある場所の地表のゆれ(地震動)の強さの程度。日本では 1884年,気象庁が観測を開始。人や建物に対する影響の大小によって区分され,地震計に記録されるが人体には感じられない程度を震度0(無感),静止している人や特に注意深い人にだけ感じる程度を震度I(微震),以下震度II(軽震),震度III(弱震),震度IV(中震),震度V(強震),震度VI(烈震)とし,家屋の倒壊が 30%以上に及び,山くずれ地割れ地震断層などを生じる場合を震度VII(激震)とした。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵2015の解説

震度

ある場所での地震動の強さをいくつかの階級に分けて表す数値。1996年10月以降、気象庁の発表する震度はすべて、震度計によって測定された計測震度四捨五入して、整数値に直したものとなった。ただし、震度5と6はそれぞれ、計測震度5.0および6.0を境に5弱、5強、6弱、6強に分割し、計測震度0.5未満はすべて0、6.5以上は7とし、全体で10階級としている。それぞれの震度に対してどのような現象が通常発生するかは、気象庁震度階級関連解説表に示されている(6弱以上で倒壊家屋が生じる)。震度を器械で計測するのは日本だけで、外国ではすべて人体感覚や被害の程度などから人が判定し、1から12までの改正メルカリ震度階か、それに準ずるものが多く使われている(9以上で倒壊家屋が生じる)。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しん‐ど【震度】

ある場所における地震動の強さの程度を表す階級。震度階。気象庁震度階級では、以前は震度0(無感)・1(微震)・2(軽震)・3(弱震)・4(中震)・5(強震)・6(烈震)・7(激震)の8階級に分けていた。平成8年(1996)からは、震度5と6をおのおの弱と強に分けて、10階級で表すようになっている。かつては、人体の受ける感じや周囲の状況などによって推定していたが、この時から、計測震度計により自動的に観測し速報するようになった。→マグニチュード
[補説]気象庁震度階級関連解説表(抜粋)
震度階級人の体感・行動屋内の状況屋外の状況
0人は揺れを感じないが、地震計には記録される。  
1屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。  
2屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。 
3屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。棚にある食器類が音を立てることがある。電線が少し揺れる。
4ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が、倒れることがある。電線が大きく揺れる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。
5弱大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。まれに窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。道路に被害が生じることがある。
5強大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。
6弱立っていることが困難になる。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。
6強立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
7立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物がさらに多くなる。補強されているブロック塀も破損するものがある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

震度【しんど】

地震動の強さ。地震そのもの強さ(エネルギー)を表すマグニチュードとは異なる。身体の感覚,周囲の状況,被害によって震度をいくつかの階級に区別したものを震度階という。
→関連項目地震有感地震

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

しんど【震度 seismic intensity】

ある地点における地震動の強弱の程度を表す数値。地震そのものの規模を表すマグニチュードとは異なり,同じ地震でも地点が違えば震度は違う値になりうる。日本では表,表(つづき)に示す10階級の〈気象庁震度階級〉が使われているが,外国では1から12までの12階級のものを用いることがふつうで,その代表的なものは〈改正メルカリ震度階(MM震度階)〉(1931)である。また国際的に共用することをめざして〈MSK震度階〉(1963)が作られたが,あまり普及していない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しんど【震度】

ある地点での地震動の強弱の度合。気象庁震度階級では、一〇階級に分ける。以前は、人体に感じる程度によって、無感地震・微震・軽震・弱震・中震・強震・烈震・激震の八階級に分けていた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

震度
しんど

地震動の強弱を示す量。日本では気象庁の10階級の震度階級表が使われている。震度は0~7(5と6はそれぞれ強と弱に分けられる)の数字で示される。地震の震度は計測震度計によって自動的に計測され速報されるようになった。以前は地震動が人間の行動や物体に与える影響から決められていたが、1996年(平成8)4月からはこの計測震度計が採用されている。計測震度計による震度は計測震度とよばれ、小数点以下1桁(けた)で示す。これを四捨五入したものを震度階級という。震度階級表に示されている現象はあくまで参考のもので、この表によって震度を決めるものではない。2004年現在、震度観測点は気象庁で約600点、地方公共団体で約2840点などであり、後者のデータも震度情報として発表されている。
 震度は場所、震源からの距離、地盤の良否、建物の種類、居合わせた建物の階数によって大幅に異なる。震度は、地震の規模が大きいほど、震源に近いほど、そして地盤が悪くなるほど大となる。震度の等しい所を結んだ線(等震度線)は、震央を取り囲む円形に近い形になるのが基本である。しかし深発地震では、その形が東西に非対称になる。震源から遠い所の震度が近い所よりも強くなることは珍しくはない。また、東北日本の太平洋沖の地震では等震度線は南北に細長い形になる。マグニチュードを電灯のワット数とすると、震度は机の上の明るさルクスに相当する。[宇佐美龍夫]
『気象庁監修『震度を知る 基礎知識とその活用』(1996・ぎょうせい)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の震度の言及

【地震】より

…この揺れのことを地震動というが,一般には地震動のことも地震と呼んでいる。
[マグニチュードと震度]
 地震には,数百kmの範囲にわたって強い地震動をもたらし,大災害を生じるような巨大地震から,地震動は人体に感じられず,高感度の地震計だけが記録するような微小地震まで,大小さまざまなものがある。地震の大きさ(規模)はマグニチュードによって表示される。…

【マグニチュード】より

…小さいほうは-2くらいまで観測される。 マグニチュードの大きい地震ほど,震央付近の震度は高く,また広い範囲で感じられる傾向はあるが,震度はいろいろな条件に左右されるので,大きい地震のほうが必ず震度が高く,被害も大きくなるとは限らない。気象庁のマグニチュードでM8.0以上の浅い地震が内陸や沿岸部に起これば,広い範囲にわたって大災害が生じ,海底に起これば大津波が発生する。…

※「震度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

震度の関連キーワード地震災害予測於ける酸性度地震動に於けるアンペア毎メートルメルカリ震度稍短周期地震動E-consumerデンシティ

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

震度の関連情報